
英国の永住権(Indefinite Leave to Remain:ILR)の申請を予定している場合、最も重要なことの一つが渡航履歴を正確に管理することです。
英国を出国するたびに、その記録は重要になります。ヨーロッパへの週末旅行、出張、長期休暇、家族を訪ねる旅行など、すべてが国外滞在日数に影響します。
しかし、これらを手作業で管理するのは想像以上に大変です。数か月、あるいは数年が経つと、旅行を忘れたり、日付を間違えたり、その都度異なる計算結果になってしまったりすることがあります。
私は、スプレッドシートを管理したり、昔の航空券の確認メールを何度も見返したりすることなく、英国国外で過ごした日数を簡単に確認できる方法を探していました。
そこで使い始めたのが、英国ILR向けの国外滞在管理ツールとしてCountry Days Trackerです。
問題点:英国ILRの国外滞在日数を手作業で管理すること
最初はスプレッドシートで国外滞在を管理していました。
英国を出国するたびに、次の内容を記録する必要がありました。
- 出国日
- 帰国日
- 訪問した国
- 英国国外で過ごした日数
- 該当する対象期間
しばらくは問題なく使えていましたが、次第に疑問ばかりが増えていきました。
日付は正しく入力しただろうか?
出国日と帰国日の数え方は正しかっただろうか?
短い旅行を記録し忘れていないだろうか?
正しいローリング12か月期間を確認しているだろうか?
1回の計算は数分で終わるとしても、最新の合計日数を知りたいたびに同じ作業を繰り返さなければなりませんでした。
更新を忘れて古くなってしまうスプレッドシートはもう使いたくありませんでした。自動的に国外滞在を記録し続けてくれる仕組みが欲しかったのです。
私の解決方法:Country Days Tracker
Country Days Trackerは、iPhoneの位置情報を利用して、各国で過ごした日数を自動で記録します。

すべての旅行を手入力する代わりに、アプリを開くだけで国ごとの完全な渡航履歴を確認できます。
英国を出国すると、アプリは訪れた国を自動で記録します。英国へ戻ると、英国での滞在も自動的に記録が続きます。
これにより、パスポートのスタンプや航空券のメール、記憶だけに頼ることなく、正確な渡航履歴を残すことができます。
英国ILR向けの「Absence Rules」を利用する
ILRの管理で私が使っている機能は「Absence Rules」です。

Absence Rule は、選択した国の国外で過ごした日数を自動で集計します。私の場合は、ホームカントリーとして英国を設定しています。
その後、確認したい内容に合わせてルールを設定できます。例えば次のような条件です。
- 英国国外で過ごした累計日数
- 特定の対象期間中の国外滞在日数
- ローリング12か月以内の国外滞在日数
- 連続して英国国外に滞在した日数
- 任意に設定した最大国外滞在日数
渡航履歴が更新されるたびに、アプリが自動で結果を更新してくれます。
すでに集計された国外滞在日数と、自分で設定した上限まで残り何日あるかをすぐに確認できます。

自動記録がとても便利な理由
最大のメリットは、旅行のたびに何かを更新する必要がないことです。
フランスで数日間過ごしても、スペインで2週間滞在しても、タイで数か月暮らしても、アプリが自動的にその滞在を渡航履歴へ追加してくれます。
英国へ戻った後にスプレッドシートを開く必要はありません。
現在の状況を確認したいだけなのに、対象期間全体を毎回計算し直す必要もありません。
必要な情報は、いつでもすぐに確認できます。
ホーム画面から国外滞在日数を確認する
私は現在の集計状況をいつでも確認できるように、iPhoneのウィジェットも利用しています。

このウィジェットを使えば、書類を探したりスプレッドシートを開いたりすることなく、記録されている国外滞在日数をすぐに確認できます。
特に次の旅行を計画する前に便利です。現在の国外滞在日数をすぐ確認できるので、今後の旅行計画をより安心して立てることができます。
過去の渡航履歴を復元する
自動記録はアプリをインストールしてから最も効果を発揮しますが、それ以前の旅行も追加したいと考えていました。
Country Days Trackerには、過去の渡航履歴を復元するための方法がいくつか用意されています。
以前の旅行は次の方法で復元できます。
- 撮影日時と位置情報を含む写真
- 対応するフライト管理アプリからインポートした搭乗データ
- 自分で覚えている旅行の手動入力
これにより、過去の旅行をすべて記憶だけを頼りに入力し直すことなく、より完全な渡航履歴を作成できました。
旅行ごとに証明書類を保存する
重要な旅行については、渡航履歴の該当日に直接書類を添付できます。

例えば、次のようなものを添付できます。
- 搭乗券
- 航空券の予約確認書
- ホテル予約確認書
- パスポートや入国管理関連書類
- 個人的なメモ
- 日時と位置情報を含む写真
これにより、渡航履歴と関連資料を一か所でまとめて管理できます。
数か月後、あるいは数年後に旅行を見返したくなった場合でも、複数のメールアカウントや写真ライブラリ、クラウドストレージを探し回る必要はありません。
英国国外滞在履歴をPDFでエクスポートする
Country Days Trackerでは、渡航履歴をPDFレポートとして出力することもできます。
レポートには次の内容を含めることができます。
- 訪問した国
- 入国日と出国日
- 各滞在期間の日数
- 時系列の渡航タイムライン
- 添付した書類
- 補足写真
これにより、スプレッドシートの行や予約確認メールを個別に確認するよりも、はるかに見やすい個人用の記録を作成できます。
このレポートは公式な入国管理上の証拠や法律上の助言に代わるものではありませんが、自分自身の記録を整理し、いつでも確認できる状態に保つのに役立ちます。
ILR管理にスプレッドシートよりこちらを選ぶ理由
スプレッドシートは、自分が忘れずに更新し続けることが前提です。
Country Days Trackerはバックグラウンドで渡航履歴を記録し続けるため、情報が自分の記憶だけに頼ることはありません。
私にとって主なメリットは次のとおりです。
- 英国国内・国外で過ごした日数を自動で記録
- 繰り返し手計算する必要がない
- カスタムのAbsence Rulesと対象期間を設定可能
- 国ごとの完全な渡航タイムライン
- 写真やフライト情報から過去の旅行を復元可能
- 特定の日付に証明書類を添付可能
- 見やすいPDFレポートを作成可能
- アカウント登録・メールアドレス・プロフィール登録不要
- オフラインでも記録にアクセス可能
なぜこれが重要なのか
数年分の渡航履歴が将来の移民申請に必要になる場合、直前になってすべてを思い出そうとするのは非常に大変です。
短い旅行は忘れやすく、予約確認メールは削除されることもあります。パスポートのスタンプも、不完全だったり判読しづらかったりする場合があります。
旅行のたびに記録を整理しておくほうが、何年も経ってから復元するよりはるかに簡単です。
Country Days Trackerを使えば、私は次のことができます。
- 英国国外滞在日数を自動で記録
- ILRの対象期間をカスタムで管理
- ローリング期間の国外滞在日数を確認
- すべての旅行を時系列で確認
- 渡航履歴に証明書類を保存
- 必要なときに履歴をPDFとして出力
英国ILR、継続居住要件、またはその他の居住資格のために渡航履歴を管理している場合、Country Days Trackerは繰り返し行う作業を大幅に減らしてくれます。
毎回日数を数える代わりに、アプリに記録を任せ、必要なときにいつでも確認できます。
よくある質問(FAQ)
英国ILRの国外滞在日数はどのように管理できますか?
Country Days Trackerを使えば、訪問した国を自動で記録し、英国国外で過ごした日数を自動集計できます。Absence Rulesを利用すると、特定の対象期間やローリング期間を監視できます。
Country Days TrackerはILRの国外滞在日数を自動計算しますか?
はい。位置情報の記録を有効にすると、アプリが訪問した国を自動で記録し、旅行に応じて国外滞在日数を更新します。
ILRの180日ルールも管理できますか?
はい。180日を上限とするカスタムのAbsence Ruleを作成し、監視したい期間やローリング期間を設定できます。ただし、適用される入国管理規則はビザの種類や個別の状況によって異なるため、必ず公式情報をご確認ください。
英国国外での連続滞在日数と累計日数の両方を管理できますか?
はい。Absence Rulesでは、英国国外での連続滞在日数と、指定期間中の累計国外滞在日数のどちらも管理できます。
アプリをインストールする前の旅行も復元できますか?
はい。位置情報付きの写真、対応するフライト記録のインポート、または手動入力によって過去の旅行を復元できます。
ILR用の渡航履歴に証明書類を添付できますか?
はい。搭乗券、航空券の確認書、ホテル予約、写真、PDFなどの各種書類を、個別の日付に直接添付できます。
ILR用の国外滞在履歴をエクスポートできますか?
はい。Country Days Trackerでは、訪問した国、旅行日程、滞在期間、タイムライン、選択した添付資料を含むPDFレポートを作成できます。
このアプリは移民手続きに関する法的アドバイスを提供しますか?
いいえ。Country Days Trackerは個人向けの渡航履歴・滞在日数管理ツールです。ILRの法的な資格判定を行うものではなく、英国内務省(Home Office)の公式ガイドラインや資格を持つ移民専門家の助言に代わるものではありません。